梅と菊

CIMG2654.jpg 

明けまして、おめでとうございます。本年もよろしくおねがいします。

上の写真は道行衿コートを畳んでいるところです。この後、お客様に納品です。



【豊満な人は濃い色、痩せた人は薄い色とはかぎらない】


太っている人は濃い色がスマートに見られると言われますが、意外とそうでない方もおられます。目鼻立ちのはっきりした方は、あえて膨張色といわれる薄い色を着てもお似合いになるのではないでしょうか。一度、お試し下さい。
着慣れた人の着物は、その人の肌になってしまいます。豊満な人は濃い色、痩せた人は薄い色とかいうことは、ごく初歩的な目安で常識を破った色柄でも、ココロで着こなせば、しっくり合うのが着物の魅力です。



023.jpg 024.jpg 025.jpg 026.jpg 027.jpg 028.jpg

二越縮緬にタタキ染め、模様は梅と野菊です。梅は【百花のさきがけ】というように厳寒の中で香り高く咲き染めるので、古来東洋で尊ばれてきた花です。日本には天平時代初期に中国から渡来し、詩歌にも詠み込まれました。吉祥文様として今日に至るまでその時代時代に絵画や工芸品の名品が作られてきました。着物や帯でも新春一番に着る柄として親しまれ、格調を重んじた礼装の留袖や訪問着から、春到来の季節を感じさせる小紋や染め帯まで幅広く愛用されています。
菊は中国では仙花といわれ、くすりの力を持つ花とされ、日本には奈良時代から平安時代にかけて渡来しました。姿、色、香り、が優れているため多くの絵画や工芸品の題材にされてきました。